2022年度第6回(通算第10回)大学教育リデザイン研究会
国際バカロレア(IB)入試10周年記念招聘セミナー「IBディプロマ教育と日本の高等学校教育の学びの橋渡し」
日時
2023年3月3日(金)15:00-17:00
講師
中村 純子 氏(東京学芸大学 教育学部 准教授)
岸 和弘 氏(英数学館高等学校 講師)
Mahmood Sabina 氏(岡山大学 教育推進機構 准教授・IB入試推進室 室長)
桑原 敏典 氏(岡山大学 学術研究院教育学域 教授)
内容
本研究会は日本の高等教育とIB教育の類似点・相違点について理解しながら、またどのようにしてIB修了生が日本の高等教育に適応しているのかを探求することでIB教育と日本の高等教育の架け橋になることを目的としています。2012年に岡山大学は国立大学として初めて5つの学部にIB入試を採用したのち、2015年には全学部(11学部及び1コース)で導入されました。2012年より始まったIB生の受け入れから2022年に(今年度で)10年目を迎えました。この10年間で、13の都道府県と20の国と地域から107名のIB生が岡山大学に入学しており、またそのうち26名のIB学生が卒業しています。卒業生のうち23名は大学院へ進学したり、多国籍企業や大学病院へ就職したりしています。文部科学省は岡山大学をスーパーグローバル大学創成支援事業(SGU)に選定しており、IB生は本学で国際的な活動をする中で、中心的な役割を果たしています。本研究会では、IB教育において経験豊富な指導者を集め、IBカリキュラムについて学ぶ場を設けます。また、IB教育の一条校としてIB生を入学から卒業までの変遷、さらにその先についても探ります。
