2021年度第4回(通算第4回)大学教育リデザイン研究会

e ポートフォリオセミナー 「記録×省察×共感 - ポートフォリオ化する社会を見据えて -」

日時

2022年3月17日(木)17:00-19:00

講師

坂本 寛 氏 (九州工業大学 学習教育センター センター長・教授)
宮浦 崇 氏 (九州工業大学 学習教育センター 准教授)
木村 忠正 氏 (立教大学 社会学部 教授)
小川 龍秀 氏 (立教大学 情報戦略推進室)
渡辺 伊織 氏 (立教大学 情報戦略推進室)
横平 徳美 氏 (岡山大学 ヘルスシステム統合科学学域 教授)
籠谷 裕人 氏 (岡山大学 全学教育・学生支援機構 准教授)

内容

 学修者自身によるリフレクションと自己評価の促進や学修成果の共有を目的として、近年多くの大学で、学修課程や成果を記録し教師からのフィードバックの可能な e ポートフォリオの導入が進められている。本学でも e ポートフォリオの基礎的な枠組みを提供するシステムである Mahara が導入されているが、残念ながら利用は活発とはいえない。
 九州工業大学では、2003 年の一部学科での紙ベースによる達成度評価シートと自己評価シートの導入を皮切りに、2008 年に e ポートフォリオシステムの開発と翌年の全学稼動、2013 年に LMS 等との連携機能を備えた新システムの開発など、非常に先駆的にポートフォリオの活用を進めている。また立教大学では、正課外の活動も含めた学びを蓄積するための e ポートフォリオシステム「立教時間」を開発し、学生が自身の成長を振り返り将来のキャリアを考える際のツールとして役立てている。
 本セミナーでは、e ポートフォリオに先駆的かつ先進的に取り組まれている、九州工業大学および立教大学の教職員に講師としてご登壇いただき、それぞれの導入経緯、システム上の工夫、現状、今後の展望などについてご紹介いただく。また本学での Mahara の利用事例についても紹介し、さらにディスカッションにより参加者の理解を深める。これらにより、本学でも e ポートフォリオが広く活用され、学修者主体の教育をさらに推進するとともに、教育の内部質保証に資することを目的とする。

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