令和5年度第4期中期目標・中期計画 「教育に関する目標を達成するための措置」に関する外部評価委員会(フォローアップ・フィードフォワード)を開催
本学は、第4期中期目標・中期計画に掲げる「教育に関する目標」の達成に向けた令和5年度外部評価委員会(フォローアップ・フィードフォワード)(以下「委員会」)を、11月24日及び25日に一般教育棟で開催しました。
【開催趣旨】
今回の委員会は、令和4年度の取り組みを評価した本年6月開催の委員会以降、外部評価委員の方々を交えながら実施のあり方を練ってきたものです。そこでは、学外の方々から評価を受ける委員会と言えば、外形にとらわれ本音の意見交換が生まれない形式となりがちなところをどう超えるかについて、また次年度6月の委員会をより効果あるものとするための話し合いを重ねました。その結果、本年6月以降の中期計画に関する進捗に対するフォローアップ(来し方の進展確認)と、翌年度の評価を実りあるものとするためのフィードフォワード(行く末の軌道修正)を念頭に、外部評価委員と本学関係者による相互の信頼関係構築の場と位置付けることとし、今回の開催に至りました。開会の冒頭において、那須保友学長の開会あいさつに続いて、外部評価委員から開催趣旨を説明いただいたところです。
【委員会の実際】
現場担当者・関係者と外部評価委員とのディスカッション、大学執行部と外部評価委員との懇談、あるいは中期目標・中期計画にとらわれない、教育改革に関する現場レベルの事項を論点とした意見交換などをプログラムの中心に置いて開催しました。
最初に行われた学士課程教育の再構築(本学では「Target2025」と呼称)に関する外部評価委員とのディスカッションでは、英語教育と課題探究それぞれの授業科目開発状況と今後の見通しについて議論しました。それと平行して同時間帯に、中期計画に関する進捗と発展策などについて、入学者選抜(特別選抜)、教学マネジメントシステム及びFD活動を取り上げ、外部評価委員との意見交換を行いました。午後には、菅誠治理事(教学担当)との懇談、続いて、那須学長、三村由香里理事(企画・評価・総務担当)を加えた執行部3人を交えての懇談を重ねました。この他、中期計画にとらわれない教学関係の課題やテーマに関するものを論点に、アンケート設計、入学前教育、学務部職員のあり方など9つの事項について意見交換を行い、外部評価委員の経験と見識から多くの建設的で前向きな助言や提言をいただきました。
【外部評価委員コメント】
本学における教学の展開に携わる各層の教職員と外部評価委員との忌憚のない検討を踏まえて、外部評価委員会からは、「縦割りの垣根を越えた横連携が図られつつあることを確認できたことは有益であった」とする一方「教育改革の達成に向けては学内外に向けた情報発信が必要である」とのコメントをいただきました。
最後に教学企画室長である菅理事が、外部評価委員に謝意を述べ閉会しました。本学は今回の委員会において生まれた助言や提言などを引き続き教学運営に生かし、第4期中期目標・中期計画の達成に向け取り組んでいきます。
【参考】
国立大学法人岡山大学 第4期中期目標
国立大学法人岡山大学 第4期中期計画 (外部評価委員会が所掌するのは 2-1、2-2、3-1、4-1、5-1)